先祖墓と個人墓を代々墓に建替え
「お盆までに新しい代々墓に建て替えしたい」とのことで、このたび新規墓石、法名板に加え、墓地の改良工事を承りました。
法名板には、たくさんおられるご先祖様の内、お母様からのご要望で、9名は法名等を個々に、それ以前の方々は “〇〇家先祖代々供養”と彫刻する事にしました。法名板の片面は一人分を残し、いっぱいに彫刻いたします。法名、俗名等の漢字・漢数字を間違えて彫ると大変ですので、お施主様、お母様とご一緒に一文字ずつ過去帳と文字原稿を読み合わせながら慎重に確認作業をして頂きました。
今回最も大変だったのは、墓地の改良工事でした。
うねっている間知石(石積み)の上に巻石を据える為、石積みの天端部分と巻石との設置部分に違和感が無いよう、間知石をカットしたり据直しをしたりと頭を悩ませながら作業を進めていきます。
職人の技量が試される部分でもあります。
連日35度を超える記録的な猛暑の中、無事に工事を終えることが出来ました。
間知石は、高圧洗浄機と手洗いで表面に付着していた苔や汚れを落とし、綺麗にすることが出来ました。
石積みの前は、簡単な石段とモルタル塗りを施し、お参りし易い様に改良いたしました。
ご希望通りお盆にも間に合い、仕上がりも大変喜んでいただきました。
この度はありがとうございました。